私の会社にいる、36歳の日本人男性(Kさん)。日本からの駐在員なのだが、独身、彼女なし、アメリカでの友達なし。顔は結構ハンサムで、日本では結構もててただろうに、英語にコンプレックスを持ってるので随分内気なっているようだ。

その彼が今日、歯の手術をした。全身麻酔なので誰かが送り迎えをしなければならない。Kさんは誰も頼む人がいないらしく、同僚の私に頼んできたのだ。もちろん快く引き受けたのだが、見たくないものを見てしまってなんかすごくブルーになった。

手術が終わった頃迎えに行くとKさんはまだ麻酔が残っているので、酔っ払いのような振る舞い。随分饒舌になっている。奥さんほしいな〜、こういう時ってほんと寂しいな、と言われてもどう答えていいか分からない。

歯医者から帰る途中、処方された痛み止めを買いに行き、食料も買ってあげた。数日間はスープとかアイスクリームとか柔らかい物しか食べてはいけないし、そういう食べ物は家にないとKさんが言っていたから。

いろいろ買い込んだ後、相当らりってるような状態のKさんをアパートに押し込み、食べ物をスーパーの袋から出してあげる。キッチンもダイニングテーブルも流しの中も冷蔵庫も、これでもかというくらい散らかっていた。何にも匂わないのが不思議なくらい。ああいうのは見たくなかった。異常に女性に飢えている、ということも知りたくなかった。

薬の飲み方、食事の事などなど、注意事項を紙に書いてアパートを後にする。まだ意識がもうろうとしていたので、一人で大丈夫かどうか心配だったけれども・・・。

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